
Ryoko Kaji
吸って、吐く。ヨガで大切にしているのは呼吸。

毎日欠かすことのない呼吸、ですが意識を向け大切にすることは少ないですよね。
呼吸作用は自律神経機能の一部です。
意識せずとも行っているものにヨガは目を向けていきます。
無意識であるものをコントロールできるようになった時に自律神経が整っていくのです。
人は毎分12-20回の呼吸をします。
(回数は年齢、体型に応じて)
1回で吸う、吐く量が400-500cc。全てが交換されず150ccが肺にとどまります。
呼吸の目的→酸素を細胞に届け、二酸化炭素などの老廃物を取り除くこと。

呼吸は鼻腔、気管、肺の3つで構成されます。
①鼻腔‥気道の始まり。空気中の異物を取り除く働きがある。
ヨガは必ず鼻呼吸(ベロを上あごにつけ奥歯は噛み締めない)
②気管‥鼻から吸った空気を肺に運ぶ
③肺‥血中に酸素が運ばれ、二酸化炭素が除去される
「鼻呼吸がいい理由」
病気になりにくい、いびき対策
ウィルス感染やアレルギー物質は鼻呼吸することで肺に入らないよう守ってくれます。
「口呼吸を治すには」
意識してまず鼻で呼吸する癖をつける
肥満の方は痩せる(顎、首、喉に脂肪がつき気道が圧迫されるため)
枕の高さをあったものに変える(高いと上を向きやすく口が開く)
口呼吸で起こすトラブル
疲労感、アレルギー、肌荒れ、老け顔、虫歯、口臭など。
ヨギが若く見えたり、肌に艶があるのは鼻呼吸の効果もありますね!!
※口呼吸チェック
・前歯が突き出ている
・いびき、歯軋りがある
・顎が細い
・口角が下がっている
・目の下にクマがある
・唇がよく乾く
・顔が明らかに左右非対称
口呼吸はさまざまなトラブルを体に起こします。
健康で過ごすためにも、鼻呼吸を意識して口呼吸ではないかも確認してみましょう!!